サンダー達のクリスマス

今日は12月24日、クリスマスイヴ。MFの世界もクリスマス一色です。
…そして、ゲンキ達一同も…。

グミ「ク~リス~マス、クリスマス~♪」
アメ「ジングルベール、ジングルベール♪」
チョコ「き~よ~し~、こ~の夜~♪」
チョコモン達は、そう歌いながらツリーに飾り付けをしている。
サンダー「…て言うかさぁ、何でおれらだけツリーの飾り付けしてなきゃいけないんだよ。…おれだってライガーにいちゃんやギンギにいちゃん達と一緒に行きたかったのに…。」
…そう、サンダー達を除く一同は、街へ買い物に行ったのだ。
アメ「喋ってないで手伝えよサンダー。」
チョコ「そうだよ。…大体、誰の所為でぼくらが飾りつけ直さなきゃいけないと思ってるの?」
サンダー「う…おれです…って違うよ!アレはグミモンが悪いんだよ。…雪ぶつけてくるから~。」
グミ「え~、もとはと言えば~、サンダーが“チビウサギ”なんて言うのがいけないんじゃんか~。」
サンダー「グミモンのが悪いね。」
グミ「なんだよ~、やるかぁ~?!」
サンダー「あぁ、いいよ。かかって…」
チョコ「やめなよ2人とも。」
アメ「そうだよ、2人とも悪いし、ケンカする暇あんなら飾りつけ手伝えよ。」
アメモンはちょっとイラつきながら言った。
サンダー&グミ「は~い...。」
そうして、サンダー達はツリーの飾り付けをした。

…そして数分後…。
チョコ「あ~、終わった終わった。」
チョコモンはニッコリ笑いながら言った。
グミ「じゃ~遊ぼ~。」
グミモンはそう言って近くに置いてあった赤い三角帽子(サンタの帽子)をかぶった。
アメ「そうだな♪」
アメモンもそう言って赤い三角帽子をかぶった。
チョコ「ぼくもかぶる~。」
チョコモンもそう言って赤い三角帽子をかぶった。
グミ「サンダーも~。」
グミモンは笑いながら言った。
サンダー「おれはいいよ。…くだらない。」
サンダーはそう言ってその場に伏せをした。
グミ「くだらないって何だよ~、くだらないって~。…サンダーもクリスマス~。」
グミモンはそう言いながらサンダーに近づき、サンダーにトナカイの角と、ベルの付いた首輪を着けた。
サンダー「…何でおれがトナカイなんだよ!」
サンダーはグミモンに向かって怒鳴った。
グミ「え~、で~も~、サンタさんの帽子3つしかないし~。」
サンダー「…だからって、何でトナカイなんだよ!」
グミ「だって~、サンタさんと言えばトナカイじゃ~ん♪」
サンダー「関係ない。…角はずせ、邪魔。」
グミモン「え~?似合ってるのに~。」
サンダー「(ピシッ)…ぶっ殺す!!」
サンダーはそう言って空高く飛び上がり、グミモンに襲い掛かった。…グミモンは必死で逃げている。
チョコ「サンダー、グミ!やめなよ!!」
アメ「…次ツリー倒したら、お前らだけで飾り直してもらうからな。」
サンダー&グミ「う゛…;」
サンダーとグミモンは、アメモンのセリフを聞いて固まった。
アメ「…それにさ、サンダー。角ならいいじゃん。…ライガー達とおそろなんだし。」
サンダー「あ…それもそうだね…v」
サンダーはそう言って嬉しそうに笑った。
…すると、雪が降ってきた。
サンダー達「うわぁ…雪だぁ…。」
サンダー達は、雪に見とれていた。
アメ「…今年はホワイトクリスマスだな。」
チョコ「そうだね。…サンタさん、来てくれるかなぁ…。」
サンダー「きっと来てくれるさ。…チョコモンとアメモン良い子だから。」
グミ「うんうん、そうだね、チョコとアメは良い子だから…って、僕は?!」
サンダー「え~?グミモンは悪い子だろ?…昼寝のしすぎで夜更かしするし♪」
グミ「う゛…。」

…そして夜…安らかに眠る子供たちの元に、プレゼントは届けられたとさ。
…それはもちろん、ゲンキ達やグミモン達にも…。



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